2022/07/09

玄関ポーチとは?外構・アプローチとの関係・役割・パーツ!

どんな玄関ポーチにする予定ですか?

玄関ポーチは住宅の出入り口にあることから、外構工事をする上でも重要な場所です。

では、玄関ポーチとは一体どんなものでしょうか。

今回は 玄関ポーチとは・外構・アプローチとの関係・役割・パーツ についてわかりやすくご紹介します。

〇玄関ポーチとは?

玄関ポーチとはどの部分でしょうか?

玄関ポーチとは、玄関前の庇(ひさし)の下に広がる部分のことです。

一般的には戸建て住宅などの玄関前に造られます。

具体的には庇・床面・柱・壁・目隠しなどの玄関周りのことです。

さらに広げると、玄関ポーチは「エントランス」という扱いになります。

また呼び方は「玄関ポーチ」「ポーチ」のどちらでも問題ありません。

〇玄関ポーチと外構の関係

一般的な玄関ポーチは、住宅本体に扱われます。

ただし外構として扱われる場合もあります。

主に次の2つのケースの時は、玄関ポーチは外構として扱われます。

❶住宅本体よりも、外構計画の方が先に進んでいる場合

❷こだわりがある玄関ポーチにする場合

〇玄関ポーチと玄関アプローチの関係

玄関ポーチに似た部分に、玄関アプローチがあります。

違いは一体何でしょうか?

玄関ポーチと玄関アプローチには次の違いがあります。

場所 特徴
❶玄関ポーチ ・玄関ポーチは主に庇の下の床まわりのこと

・玄関と玄関アプローチをつなげる場所のこと

❷玄関アプローチ ・門から玄関までの動線のこと

〇玄関ポーチの4つの役割とは?

玄関ポーチにはどんな役割があるのでしょうか?

次の4つの役割があります。

①玄関先で他人とやり取りができる

1つ目の役割が「玄関先で他人とやり取りができる」ことです。

もし玄関ポーチがないと、ちょっとした用事で他人が来た時に不便です。玄関内に入れるか、屋外で対応するかで判断に迷うからです。

住宅には、郵便配達員・宅配便の配達員・回覧板を持ったご近所さんなどが訪れます。

友人であれば、そのまま自宅に招き入れることができます。

ところがちょっとした用事の他人であれば、玄関内に入れるほどではありません。

そんな時、玄関ポーチがあれば、丁度いい感じに対応することができます。

➁雨から住人を守ってくれる

2つ目の役割が「雨から住人を守ってくれる」ことです。

もし玄関ポーチがないと、雨の日に外から帰った時に、濡れた傘や雨合羽のまま玄関内に入ることになります。

そうなると、玄関の床はずぶ濡れです。

家族が多いほど、床面が水浸しになります。

それに対し玄関ポーチがあることで、一旦屋根付きの屋外で傘を閉じ、雨合羽と長靴を脱いで玄関内に入ることができます。

よって玄関の床は濡れることが少なくなります。

➂玄関先にちょっとした小物が置ける

3つ目の役割が「玄関先にちょっとした小物が置ける」ことです。

もし玄関ポーチがないと、玄関先にちょっとした小物を置けません。

場合によっては、外に置くことになり野ざらしになります。

そうなると雨と紫外線で劣化が進んでいきます。

そんな中屋根付きの玄関ポーチがあることで、玄関先にちょっとした小物を置くことができ、雨と紫外線が直接当たらず、劣化を遅らせることができます。

④おしゃれな玄関先を演出できる

4つ目の役割が「おしゃれな玄関先を演出できる」ことです。

玄関ポーチには庇・玄関ドア・床面などさまざまなパーツが設置されています。

そのため各パーツを組み合わせることで、玄関ポーチをおしゃれに演出することができます。

友人を住宅に招いた時に、自慢の映えスポットになります。

〇玄関ポーチに設置するパーツとは?

玄関ポーチにはどんなパーツを設置するのでしょうか?

こちらでは玄関ポーチに設置するパーツについてご紹介します。

①庇

庇とは、玄関の上に設置される小屋根のことです。

玄関ポーチに庇があることで、強い日差し・雨・雪から玄関先を守ってくれます。

また現在は機能面だけでなく、デザイン性が高い庇が多く造られています。

➁床面

床面とは、玄関ドアの正面にある床のことです。

一般的に玄関ポーチの床面には、雨水に強いタイルが使われていることが大半です。

さらにすべり止め付きのタイルを使うことで、安全性を高めることができます。

➂玄関ドア

玄関ドア自体は、直接玄関ポーチのパーツではありません。

ただし玄関ポーチとは一体感があり、玄関ポーチとの相性を合わせることで、玄関ポーチをさらに輝かせることができます。

④照明

照明とは、庇の天井か玄関の壁に設置される照明設備のことです。

照明があることで、夜間に帰宅した時の安全を守ることができます。

人感センサー付きライトにすることで、防犯機能も高めることができます。

⑤階段

住宅が道路よりもかなり高い位置にある時に必要になるのが階段です。

通常、階段は玄関ポーチの床面とつながっています。

住人が歩きやすい階段を造ることで、ストレスなく利用することができます。

⑥スロープ

スロープも階段と同じように住宅が道路よりもかなり高い位置にある時に必要になります。

また床面をバリアフリー化する時に設置されます。

勾配がきつくなく、車いすで通行しやすいスロープにすることがおすすめです。

⑦手すり

手すりは、住宅に高齢者がいる時におすすめです。

手すりがあることで一息つくことができ、安心して住宅へ出入りをすることができます。

まとめ

今回は 玄関ポーチとは・外構・アプローチとの関係・役割・パーツ についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇玄関ポーチとは、玄関前の庇(ひさし)の下に広がる部分のこと

〇一般的な玄関ポーチは、住宅本体に扱われる

〇玄関ポーチと玄関アプローチは近いが、違う場所

〇玄関ポーチの4つの役割

①玄関先で他人とやり取りができる

➁雨から住人を守ってくれる

➂玄関先にちょっとした小物が置ける

④おしゃれな玄関先を演出できる

〇玄関ポーチに設置するパーツ

①庇

➁床面

➂玄関ドア

④照明

⑤階段

⑥スロープ

⑦手すり