外構工事を依頼する際の資格とは？造園施工管理技士・造園技能士！
外構工事を業者に依頼する時の決め手の1つになるのが「資格」です。
特に国家資格があることで、業者を選ぶ際の目安になります。
では、外構工事にはどんな資格があるのでしょうか。
今回は 外構工事を依頼する際の資格とは・造園施工管理技士・造園技能士 についてわかりやすくご紹介します。
目次
〇資格を持っていることで外構工事を安心して任せられる
資格とは、ある業種に関する理解度を証明するためのものです。
資格を持っていることで、その業界や業種に関するセオリーが理解できます。
ところで外構工事に関する資格もいくつかあります。
外構工事業者を選ぶ際には、関係する資格を持っている業者を優先して選ぶことをおすすめします。
〇外構工事を依頼する際の3つの国家資格とは？
外構工事を業者に依頼する際には、できれば国家資格を持っている業者がおすすめです。
理由は国家資格を持っていれば、国から管理されているので、いい加減な仕事ができないからです。
外構工事に関して、国家資格なのが次の3つの資格です。
❶造園施工管理技士
❷造園技能士
❸土木施工管理技士
次の章からそれぞれご紹介します。
〇造園施工管理技士とは？
造園施工管理技士とはどんな資格なのでしょうか？
造園施工管理技士とは、造園の施工計画から各種管理を行うことができる管理者であることを証明する資格のことです。
国土交通省が管轄する国家資格「施工管理技士」の一種であり、現在最難関資格といわれています。
〇造園施工管理技士の特徴・仕事内容・現場・資格種類
| ①特徴 | ・主に行政や企業が発注する造園工事に関する施工管理業務を行う管理者である。 |
| ➁仕事内容 | ・施工計画の作成
・工程管理 ・資材調達 ・品質管理 ・安全管理 ・その他の管理 |
| ➂現場 | ・公園
・学校 ・広場 ・大型マンション ・高層ビル ・道路 ・遊園地 ・公共工事全般 |
| ④資格種類 | ❶造園施工管理技士1級
・造園施工管理技士1級とは、大規模な造園工事での「主任技術者・監理技術者」になることができる資格のこと。 ・「主任技術者・監理技術者」は、大規模な造園工事の現場に必ず配置する義務がある専任の管理者のこと。 ❷造園施工管理技士2級 ・造園施工管理技士2級とは、建設業法による一般建設業の営業所での「専任技術者」、工事現場においての「主任技術者」になれる資格のこと。 ・造園工事の現場監督になるには造園施工管理技士1級が必要である。 |
〇造園技能士とは？
造園技能士とはどんな資格なのでしょうか？
造園技能士とは、庭に関する必要な知識・技能を持っている技術者を証明する資格のことです。
厚生労働省が管轄する国家資格である技能検定制度の一種になります。
〇造園技能士の特徴・仕事内容・現場・資格種類
| ①特徴 | ・主に庭づくりや造園に関する知識と技術を持っていることを証明する資格である。
・現場管理などとは直接関係がない。 ・造園会社に就職する際に有効。 |
| ➁仕事内容 | ・造園作業
・現場のメンテナンス ・緑化整備 ・緑地の維持管理 ・草木の手入れ |
| ➂現場 | ・戸建て住宅
・マンション ・オフィス街 ・商業施設 ・公園 ・街路樹 ・ゴルフ場 ・屋外施設 ・日本庭園 ・西洋庭園 |
| ④資格種類 | ・取得することで造園業に関する経験年数を公式に証明できる。
❶造園技能士1級：実務経験7年以上 ❷造園技能士2級：実務経験2年以上 ❸造園技能士3級：実務経験1年以上 現在、全国で活躍する「造園技能士」は約12万人いる。 |
〇土木施工管理技士とは？
土木施工管理技士とはどんな資格なのでしょうか？
土木施工管理技士とは、土木現場の現場監督ができる資格のことです。
国土交通省が管轄する国家資格の1つです。
〇土木施工管理技士の特徴・仕事内容・現場・資格種類
| ①特徴 | ・公共工事で必置である「主任技術者・監理技術者」になるために必須の資格である。
・受注する仕事は基本的に公共工事が中心である。 ・取得すると、公共事業の外構工事の管理者として技術上の管理ができる。 ・進捗管理を行いながら現場責任者に指示をだせる。 |
| ➁仕事内容 | ・現場のスケジュールの作成・管理
・資材の品質管理 ・予算の見積もり ・労働者の安全管理 ・その他の技術上の管理全て |
| ➂現場 | ・道路
・公園 ・庭園 ・橋梁 ・港湾 ・鉄道 ・ダム ・トンネル ・上下水道 ・河川の堤防 ・護岸工事 ・公共工事の現場の全て ・土木工事の現場の全て |
| ④資格種類 | ❶土木施工管理技士1級
・土木施工管理技士1級は、河川、道路、橋梁などの公共土木工事で「主任技術者・監理技術者」になれる資格のこと。 ・土木施工管理技士1級は、現場での工程管理、安全管理に必要な技術上の管理を行うことができる。 ❷土木施工管理技士2級 ・土木施工管理技士2級は、鋼構造物塗装、薬液注入を公共土木工事で行う時に「主任技術者」になれる資格のこと。 ・土木施工管理技士2級は、現場で工程管理、安全管理などに必要な技術上の管理を行える。 |
まとめ
今回は 外構工事を依頼する際の資格とは・造園施工管理技士・造園技能士 についてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
〇資格を持っていることで外構工事を安心して任せられる
〇外構工事を業者に依頼する際には、できれば国家資格を持っている業者がおすすめ
〇造園施工管理技士とは、造園の施工計画から各種管理を行うことができる管理者であることを証明する資格のこと
〇造園技能士とは、庭に関する必要な知識・技能を持っている技術者を証明する資格のこと
〇土木施工管理技士とは、土木現場の現場監督ができる資格のこと
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