ウッドデッキにはどんな素材を使う予定ですか？

ウッドデッキには、大きく分けるといずれか2つの素材が使われています。

その中の1つが人工木です。

では、人工木とは一体どんなものでしょうか。

今回は ウッドデッキ素材の人工木とは・人工木の材料・表面加工・特徴 についてわかりやすくご紹介します。

〇ウッドデッキとは？

ウッドデッキとは一体どんなものでしょうか？

ウッドデッキとは、屋外に造られた木製のテラスデッキのことです。

テラスとは地面より高い部分のことで、デッキとはフラット（水平）という意味です。

通常、ウッドデッキは住宅と庭の間に設置されます。

また、リビングルームとウッドデッキの床面の高さがフラットでつながっているという特徴もあります。

さらに屋根付き・屋根なしの2つのタイプに分かれます。

〇ウッドデッキに使われる2つの素材とは？

一般的にウッドデッキは大きく分けて次の2つの素材のどちらかで造られます。

天然木と人工木です。

天然木とは自然に育った樹木が素材になります。

人工木とは工場で人工的に造られた素材のことです。

次の章からは人工木についてご紹介します。

〇ウッドデッキに使われる人工木とはどんなものか？

ウッドデッキの素材には人工木が使われています。

では、人工木とはどんなものでしょうか？

人工木とは、天然木以外のもので、木に似せて造られた工業製品のことです。

現在のところ、人工木の明確な定義はありません。

人工木は英語では｢WPRC（Wood-Plastic Recycled Composite）」といいます。

また別名「リウッド・合成木材・樹脂木・再生木・模擬木」と呼ばれています。

〇人工木の材料は何でできているか？

人工木はどんな材料で造られているのでしょうか？

人工木の主な材料は「木粉とプラスチック」です。

木粉とは、製材所で発生した廃材になります。

プラスチックとは、リサイクルセンターに集まってきたポリエチレン・ポリプロピレンなどです。

〇人工木の製造過程とは？

人工木の製造過程は次の通りです。

❶廃材、ポリエチレン・ポリプロピレンをそれぞれ粉砕してペレット化（パウダー状）する

❷50：50の比率で混ぜて、接着材で固めて、成形する

❸それぞれの製品に合わせて加工する

人工木は、原料である廃材とポリエチレン・ポリプロピレンの特徴を引き継いでいるため、見た目は天然木に見え、スペックはプラスチックです。

これらの点から人工木は、貴重な資源を有効活用し、環境保全に配慮した製品ということがいえます。

〇人工木の表面加工とは？

人工木は製品化するために表面を加工します。

主に次の3つの加工があります。

〇人工木の9つの特徴とは？

人工木にはどんな特徴があるのでしょうか？

人工木には次の9つの特徴があります。

それぞれご紹介します。

①見た目

➁肌障り

➂加工のしやすさ

④耐水性

⑤耐久性

⑥耐虫性

⑦安全性

⑧割れ・ササクレ・トゲの発生

⑨メンテナンス

まとめ

今回は ウッドデッキ素材の人工木とは・人工木の材料・表面加工・特徴 についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇ウッドデッキとは、屋外に造られた木製のテラスデッキのこと

〇ウッドデッキに使われる2つの素材は天然木と人工木

〇人工木とは、天然木以外のもので、木に似せて造られた工業製品のこと

〇人工木の主な材料は、木粉とプラスチック

〇人工木の製造過程は、材料のペレット化・混ぜ・固め・成形・加工

〇人工木の表面加工

❶研磨

❷リプ加工仕上げ

❸エンボス加工仕上げ

〇人工木の9つの特徴

①見た目

➁肌障り

➂加工のしやすさ

④耐水性

⑤耐久性

⑥耐虫性

⑦安全性

⑧割れ・ササクレ・トゲの発生

⑨メンテナンス