2022/06/06

サイクルポートとは何か?構造・サイズ表記・10タイプのデザイン!

サイクルポートをお探しですか?

戸建て住宅で、自転車を駐輪するなら「サイクルポート」が必要になります。

サイクルポートがあることで、自転車の劣化を遅らせることができます。

では、どんなサイクルポートがあるのでしょうか。

今回は サイクルポートとは何か・構造・サイズ表記・10タイプのデザイン についてわかりやすくご紹介します。

〇サイクルポートとは何か?

サイクルポートとは一体どんなものでしょうか?

サイクルポートとは、自転車の駐輪スペースのことです。

カーポートの自転車版のようなものです。

メーカー製のサイクルポートはほとんどが屋根付きになります。

〇サイクルポートの構造とは?

サイクルポートは一体どんな構造でできているのでしょうか?

メーカー製のサイクルポートの構造は、次の11のパーツでできています。

こちらでは片流れタイプのサイクルポートでご説明します。

①支柱

支柱とは、サイクルポートの屋根を支える柱のことです。

根元はコンクリート基礎で固められます。

通常、1か所の基礎に600×600mmのスペースが必要になります。

➁ブラケット

ブラケットとは、柱と梁をつなぐ金具のことです。

一般的には「L型金具」が使われます。

➂梁(はり)

梁とは、屋根の荷重を支える通し材のことです。

スパン(間隔)に応じて入れられます。

④前枠

前枠とは、支柱側の屋根とは逆方向につけられているカバー材のことです。

デザイン性をアピールしたい時には、オプションでデザイン性が高い前枠と取り換えることができます。

⑤後枠

後枠とは、支柱側の屋根につけられるカバー材のことです。

商品によっては、後枠が軒樋になっているものもあり、屋根に降った雨水を受けることができます。

⑥側枠

側枠とは、屋根の側面につけられるカバー材のことです。

デザイン性をアピールしたい時には、オプションでデザイン性が高い側枠と取り換えることができます。

⑦母屋(もや)

母屋とは、梁と垂木(たるき)をつなぐ部材のことです。

⑧垂木(たるき)

垂木とは、屋根材を支える部材のことです。

⑨屋根材

屋根材とは、雨よけの板材のことです。

一般的にはポリカーボネート素材が使われています。

⑩ドレン

ドレンとは軒樋に溜まった雨水を竪樋に流す部材のことです。

⑪竪樋

竪樋とは、ドレンから流れてきた雨水を床面に流す部材のことです。

一般的にサイクルポートの支柱・屋根・デザインは、ほぼカーポートと同じです。

違いは柱・屋根がカーポートよりも小さくなることです。

〇サイクルポートのサイズ表記

サイクルポートのサイズは特別な表記がされます。

こちらでは表記の意味についてわかりやすくご紹介します。

①奥行(横幅)

奥行きとは、側枠から側枠までの長さのことです。

一般的には「横幅」のことです。

➁幅(縦)

幅とは、前枠から後枠までの長さのことです。

一般的には「縦」のことです。

➂有効高

有効高とは、支柱の高さのことです。

メーカーによって若干基準が異なります。

④屋根高

前枠部分の高さが屋根高になりま

メーカーによって若干基準が異なります。

〇サイクルポートのデザイン

サイクルポートのデザインには10タイプのデザインがあります。

それぞれご紹介します。

①片流れタイプ

片流れタイプとは、屋根に勾配(こうばい)があり、低い方に雨水が流れるタイプのサイクルポートのことです。

戸建て住宅のサイクルポートには最も多いタイプです。

➁M合掌タイプ

M合掌タイプとは、屋根の中央が若干高く、低い方に雨水が流れるタイプのサイクルポートのことです。

➂Y合掌タイプ

Y合掌タイプとは、支柱を中心にして全体が「Yの字」になっているタイプのサイクルポートのことです。

④縦連棟タイプ

縦連棟タイプとは、サイクルポートが横方向にいくつかつながっているタイプのサイクルポートのことです。

⑤3面囲いタイプ

3面囲いタイプとは、サイクルポートの入り口以外の3面の壁を囲っているタイプのカーポートのことです。

⑥フラットタイプ

フラットタイプとは、屋根がフラット型のサイクルポートのことです。

⑦アーチタイプ

アーチタイプとは、前枠と後枠の間の屋根材がアーチ型を描いているサイクルポートのことです。

⑧サイクルキャップタイプ

サイクルキャップタイプとは、屋根が支柱の半分の高さまで下がっているサイクルポートのことです。

屋根が「逆L字型」をしています。

⑨逆勾配前下がりタイプ

逆勾配前下がりタイプとは、支柱側と逆方向に勾配(下り)があるタイプのサイクルポートのことです。

⑩棟合わせタイプ

棟合わせタイプとは、M合掌タイプを住宅の屋根の勾配になるほど棟を高くしたサイクルポートのことです。

〇サイクルポート設置前のチェックポイント

サイクルポートの設置前には、次の3つのポイントをチェックする必要があります。

①設置場所の面積

設置場所の面積とは、設置予定場所がどれくらいの面積があるのかということです。

最も重要な部分になります。

➁設置場所の高さ

設置場所の高さとは、設置予定場所の高さに問題がないかということです。

設置予定場所の高さに、住宅の屋根などが被ると設置が困難になります。

➂出入り口の幅

出入り口の幅とは、設置予定場所が自転車の通行に問題がないかということです。

通り道が狭くなっていると、設置が困難になります。

まとめ

今回は サイクルポートとは何か・構造・サイズ表記・10タイプのデザイン についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇サイクルポートとは、自転車の駐輪スペースのこと

〇サイクルポートの構造

①支柱

➁ブラケット

➂梁

④前枠

⑤後枠

⑥側枠

⑦母屋

⑧垂木

⑨屋根材

⑩ドレン

⑪竪樋

〇サイクルポートのサイズ表記

①奥行(横幅)

➁幅(縦)

➂有効高

④屋根高

〇サイクルポートのデザイン

①片流れタイプ

➁M合掌タイプ

➂Y合掌タイプ

④縦連棟タイプ

⑤3面囲いタイプ

⑥フラットタイプ

⑦アーチタイプ

⑧サイクルキャップタイプ

⑨逆勾配前下がりタイプ

⑩棟合わせタイプ

〇サイクルポート設置前のチェックポイント

①設置場所の面積

➁設置場所の高さ

➂出入り口の幅