外構に使うブロックとは?普通ブロック・化粧ブロック・用途・基本形
エクステリア虎の巻外構にブロックを使う予定ですか?
ブロックは外構と相性が良く、さまざまな現場で使われています。
では、ブロックとはどんなものでしょうか。
今回は 外構に使うブロックとは・普通ブロック・化粧ブロック・用途・基本形 についてわかりやすくご紹介します。
目次
〇ブロックとは?
ブロックとは一体どんなものでしょうか?
ブロックとは、コンクリートブロックのことです。
基本的にコンクリートで造られ、ブロック型に成形されたものです。
一般的に「普通ブロック」と「化粧ブロック」の2種類があります。
〇普通ブロックとは?
普通ブロックとは一体どんなものでしょうか?
普通ブロックとは、コンクリート材料のみで造られているベーシックなブロックのことです。
基本成分は「セメント・砂・骨材・水」になります。
見た目はコンクリート色であるグレーです。
〇化粧ブロックとは?
化粧ブロックとは一体どんなものでしょうか?
化粧ブロックとは、コンクリートの成分に無機系顔料(着色剤)などを混ぜたものに、表面加工を施したデザイン性が高いブロックのことです。
化粧ブロックのメリットは、施工後に塗装の必要がなく、そのまま使うことができることです。
①化粧ブロックの5つの種類
化粧ブロックは次の5つの種類に分かれます。
・リブ系
・タイル系
・レンガ系
・石材系
・木質系
〇コンクリートブロックの3つの強度
コンクリートブロックには次の3つの強度があります。
Aタイプ | 最も強度が低く、軽量 |
Bタイプ | 強度・軽量ともAタイプとCタイプの丁度中間 |
Cタイプ | 最も強度が高く、重量 |
現在、一般的に使われているのは強度が高く、重量があるCタイプです。
Cタイプは、建築用空洞コンクリートブロックと呼ばれています。
〇外構でブロックを使う用途
外構ではブロックをどんな用途で使うのでしょうか?
主に次の6つの用途で使います。
①塀(へい)
塀とは、住宅の敷地の境界線に設置される障壁のことです。
ブロックで塀を造ったものを「コンクリートブロック(CB)塀」といいます。
鉄筋を入れ、モルタル(セメント・砂・水)を詰めることで強度をだします。
➁門柱
門柱とは、門まわりに設置される独立した壁状の構造物のことです。
門柱にはポスト・表札・インターホンが設置されます。
ブロックで門柱を造る場合は家の顔であることから、化粧ブロックが使われます。
➂土留め
土留めとは、法面・崖・盛土などの崩壊を防ぐために造られる壁状の構造物のことです。
通常、土留めは普通コンクリートブロックを使って造られます。
④花壇
花壇とは、区切った場所に盛り土を入れ、草花を植える場所のことです。
一般的に花壇は、花との相性が良くなるように化粧ブロックで造られています。
⑤プロパンガスのボンベ台
プロパンガスのボンベ台とは、プロパンガスのボンベを載せておくための台のことです。
一般的にプロパンガスのボンベ台は、実用一辺倒なので普通ブロックで造られます。
⑥物置台
物置台とは、物置を直接地面の上に置かないようにするための台のことです。
一般的に物置台は実用一辺倒なので普通ブロックで造られます。
〇コンクリートブロックの4つの基本形
コンクリートブロックには、4つの基本形があります。
それぞれご紹介します。
①基本型
基本型とは、鉄筋を縦に入れられるように両端にへこみがあるブロックの型のことです。
最も多く使われる型です。
➁横型
横型とは、鉄筋を横に通す時に使われ、上段にへこみがあるブロックの型のことです。
➂隅型
隅型とは、ブロック積みの最終箇所に使われ、片方にへこみがあるブロックの型のことです。
➂横隅型(異形ブロック)
横隅型とは、鉄筋を横に通す時に使われ、なおかつ隅部に使われるブロックの型のことです。
おおよそ、コンクリートブロックでブロック積みを行う時は、この4つの基本形を組み合わせて造られます。
〇ブロック塀を使う4つのメリット
ブロック塀を使うと次の4つのメリットがあります。
それぞれご紹介します。
①境界線を設置できる
1つ目のメリットが「境界線を設置できる」ことです。
境界線を設置できるとは、隣家との境界線上にブロック塀を設置して境界線を可視化することができることです。
ブロック塀の設置の用途として最も多いのが境界線の設置です。
ブロック塀を設置することで、お互いの家の住人が目に見えて境界線を理解することができます。
➁プライバシーの保護
2つ目が「プライバシーの保護」です。
ブロック塀があることで、通行人や隣人に敷地の中を隠すことができ、プライバシーを保護することができます。
視覚だけでなく、敷地からの音なども遮断してくれます。
➂防犯機能
3つ目が「防犯機能」です。
ブロック塀は、境界線としても使えますが、仕切り・目隠しになることから防犯機能もあります。
また最大2.2m以下まで高さを積み上げることができます。そのため十分防犯機能の役目を果たすことができます。
④防風機能
4つ目が「防風機能」です。
ブロック塀は、完全に風の勢いをブロックで遮断することから、防風機能があります。
まとめ
今回は 外構に使うブロックとは・普通ブロック・化粧ブロック・用途・基本形 についてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
〇ブロックとは、コンクリートブロックのこと
〇普通ブロックとは、コンクリート材料のみで造られているベーシックなブロックのこと
〇化粧ブロックとは、コンクリートの成分に無機系顔料(着色剤)などを混ぜたものに、表面加工を施したデザイン性が高いブロックのこと
〇コンクリートブロックには3つの強度がある
〇外構でブロックを使う用途
①塀
➁門柱
➂土留め
④花壇
⑤プロパンガスのボンベ台
⑥物置台
〇コンクリートブロックの4つの基本形
①基本型
➁横型
➂隅型
➂横隅型
〇ブロック塀を使う4つのメリット
①境界線を設置できる
➁プライバシーの保護
➂防犯機能
④防風機能