2022/04/19

クローズ外構とは何か?5つのメリット・5つのデメリット!

クローズ外構にする予定ですか?

外構のスタイルは大きく分けて、オープン・セミオープン・クローズの3つに分かれます。

それぞれ特徴が異なります。

3つの外構の中でも特に住人のプライバシーを守ってくれるのがクローズ外構です。

では、クローズ外構とはどんなものでしょうか。

今回は クローズ外構とは何か・5つのメリット・5つのデメリット についてわかりやすくご紹介します。

〇クローズ外構とは何か?

クローズ外構とは一体どんなものでしょうか?

クローズ外構とは、高い目隠しフェンス・塀・生垣などで敷地を囲って、外部から敷地の中が見えない外構のことです。

通常、大人の目の高さよりも、高い目隠しで囲まれています。

また駐車場もシャッター付きで、中が見えない設計です。

〇クローズ外構の5つのメリットとは?

クローズ外構のメリットとは一体何があるのでしょうか?

クローズ外構には次の5つのメリットがあります。

①住人のプライバシーが守れる

1つ目のメリットが「住人のプライバシーが守れる」ことです。

クローズ外構には、高い仕切りがあることから、外部から中の様子は見えません。

そのため住人は、敷地の中で周囲の目を気にせず、思った通りの生活を送ることができます。

だらしない格好ができたり、派手な洗濯ものも干せたり、庭でパーティーなども気軽にはじめることができます。

➁外部から侵入できないイメージがある

2つ目のメリットが「外部から侵入できないイメージがある」ことです。

クローズ外構は、高めの仕切りで敷地をぐるりと囲んでいます。そのため侵入者からすると、外部から侵入できないイメージがあります。

威圧感があり、侵入しようという気が起こりにくい外構です。

よって防犯効果が高い家になります。

➂フェンスや塀のデザインにこだわりが持てる

3つ目のメリットが「フェンスや塀のデザインにこだわりが持てる」ことです。

クローズ外構は、高いフェンスや塀を設置します。

そのためオーナー好みのフェンスや塀のデザインを選ぶことができます。

素材やデザインを変えることで、飽きのこない外構にすることも可能です。

④住人の急な飛び出しが防止できる

4つ目のメリットが「住人の急な飛び出しが防止できる」ことです。

クローズ外構は、すき間なく、しめ切っています。

そのため小さなお子さんや高齢者の急な飛びだしが起こりにくくなります。

⑤隣人との境界線をはっきり示せる

5つ目のメリットが「隣人との境界線をはっきり示せる」ことです。

都会は境界線にうるさい場所です。境界線をはっきり示すことで、隣人とのトラブルを回避することができます。

田舎などであれば、多少他人が紛れ込んでも、なあなあで済みます。

ところが都会は、隣人の侵入には厳しい環境です。

クローズ外構にすることで、隣人に境界線をはっきりと示すことができます。

〇クローズ外構の5つのデメリットとは?

クローズ外構のデメリットとは一体何があるのでしょうか?

クローズ外構には次の5つのデメリットがあります。

①敷地が狭いと閉塞感がある

1つ目のデメリットが「敷地が狭いと閉塞感がある」ことです。

クローズ外構は、外部からの視線を遮る効果があります。

ところが逆に住人には閉塞感を与えてしまうこともあります。

その理由は敷地が狭いと、閉じ込められているような気持ちになるからです。

敷地が狭い場合にはクローズ外構はおすすめできません。

ただし敷地が広ければ、閉塞感は緩和できます。

➁フェンス・塀の設置費用がかかる

2つ目のデメリットが「フェンス・塀の設置費用がかかる」ことです。

ちなみにオープン外構は、フェンス・塀がないことから、設置費用が全くかかりません。

それに対しクローズ外構は、フル装備なので、3つの外構の中でも価格が最もかかります。

➂外部からの侵入者が隠れるスペースができる

3つ目のデメリットが「外部からの侵入者が隠れるスペースができる」ことです。

残念なことですが、クローズ外構のメリットであるはずの「外部から侵入できないイメージがある」が逆に災いすることになります。

それは、一度敷地内に侵入されてしまえば、外部からその様子が見えなくなってしまうからです。

そうなると敷地内で何をしていても外部からバレにくくなります。

これは外部からの侵入者には弱いというデメリットになります。

④定期的なメンテナンスが必要になる

4つ目のデメリットが「定期的なメンテナンスが必要になる」ことです。

フェンス・塀を設置すると、いつかは壊れます。

また生垣などは、枝や葉が伸びて、道路に飛び出してきます。

そのままにすると防犯や交通の妨げになるので定期的なメンテナンスが必要になります。

⑤近所との人間関係が築きにくい

5つ目のデメリットが「近所との人間関係が築きにくい」ことです。

オープン外構であれば、仕切りが一切ないので、近所の人と話やすい雰囲気があります。

ところがクローズ外構は、常時外部に対して閉ざしているので、中の住人が敷地の外にでない限り話す機会がありません。

その意味で、近所との人間関係が築きにくくなります。

まとめ

今回は クローズ外構とは何か・5つのメリット・5つのデメリット についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇クローズ外構とは、高い目隠しフェンス・塀・生垣などで敷地を囲って、外部から敷地の中が見えない外構のこと

〇クローズ外構の5つのメリット

・住人のプライバシーが守れる

・外部から侵入できないイメージがある

・フェンスや塀のデザインにこだわりが持てる

・住人の急な飛び出しが防止できる

・隣人との境界線をはっきり示せる

〇クローズ外構の5つのデメリット

・敷地が狭いと閉塞感がある

・フェンス・塀の設置費用がかかる

・外部からの侵入者が隠れるスペースができる

・定期的なメンテナンスが必要になる

・近所との人間関係が築きにくい