2022/04/07

天然石とは?外構で天然石を使う理由?外構で天然石を使う場所?

家の外構に天然石を使う予定ですか?

天然石は、自然が作った石です。

タイルやブロックなどのように人工物とは全く違ったものです。

種類も豊富で、どの石も魅力的な特徴を持っています。

では、天然石とは一体どんなものでしょうか。

今回は 天然石とは・外構で天然石を使う理由・外構で天然石を使う場所 についてわかりやすくご紹介します。

〇外構とは?

外構とは何でしょうか?

外構とは、敷地内の住宅以外の部分のことです。

具体的には門まわり・玄関アプローチ・駐車場・テラス・花壇・階段・フェンス・ウッドデッキ・庭などです。

〇天然石とは?

天然石とは一体どんなものでしょうか?

天然石とは、自然界で生成され、人の手が加えられていない石のことです。

天然石の定義は「人工的に合成されてない全ての石」になります。

また、石のほとんどは岩石です。

具体的には、岩石・鉱物・宝石・化石・金属・道端に落ちている石などのことをいいます。

ちなみに現在、国際鉱物学連合で承認されている鉱物は、約4000種類もあります。

分類の仕方は、鉱物の化学成分によって分類されます。

なので、天然石は非常に範囲が広い石です。

〇天然石加工の3つの方法とは?

天然石は、加工されても同じように天然石と呼ばれます。

では、天然石の加工にはどんなものがあるのでしょうか?

次の3つの加工方法があります。

①加熱処理(エンハンスメント)

➁染色処理

➂コーティング

〇外構で天然石を使う理由とは?

なぜ、外構で天然石を使うのでしょうか?

天然石を使う最大の理由は、外構を魅力的に見せるためです。

外構を女性に例えてご説明します。

おしゃれな女性は自分を魅力的に演出するために「宝石」を使います。

色鮮やかな宝石を身にまとうことで、女性の持つ魅力を最大限に高めてくれます。

女性を外構に置き換えても同じことがいえます。

外構を魅力的に演出するために、宝石の原料である天然石を使うということです。

〇外構で天然石を使う場所とは?

外構ではどこに天然石を使うのでしょうか?

主に次の6つの場所に使います。

①門まわり

1ヵ所目が「門まわり」です。

門まわりには門柱や門袖があり、天然石を使う場所がふんだんにあります。

門まわりに天然石を使うことで、高級感と重みのある家に見せることができます。

➁玄関アプローチ

2ヵ所目が「玄関アプローチ」です。

玄関アプローチは、住宅の敷地の中でも特に天然石が使われている頻度が高い場所です。

四角形の天然石であれば、整った印象の家に見せることができます。

また乱形であれば、遊び心がある印象の家として見せることができます。

➂駐車場

3ヵ所目が「駐車場」です。

一般的に駐車場の床面にはコンクリート床が多く採用されています。

駐車場に天然石を使う時は、ワンポイントで使ったり、人が歩く通路に天然石を使うことでアクセントにすることができます。

④テラス

4ヵ所目が「テラス」です。

通常、テラスの床面はコンクリートやタイルでテラスデッキが造られます。

これらの代わりに天然石を敷きつめることで、洋風パティオを演出することができます。

⑤花壇

5ヵ所目が「花壇」です。

花壇と天然石は凄く相性が良い関係です。

花壇であれば、施工がラクにできる石貼りをおすすめします。

⑥階段

6ヵ所目が「階段」です。

階段も天然石と相性が良い外構です。

踏板に天然石を使い、蹴込みにレンガ、側壁にタイルなどを使って、バラエティー豊かな階段にすることができます。

〇外構でよく使われる3つの天然石とは?

こちらでは外構でよく使われる3つの天然石についてご紹介します。

①御影石(みかげいし)とは?

御影石とは一体どんな石なのでしょうか?

御影石とは、花崗岩(かこうがん)のことです。

わかりやすくいうと、次の通りです。

❶石材としての名称 御影石
❷岩石としての名称 花崗岩

なので2つの石は成分としては、全く同じ石です。

全国で産出されています。

名称の由来は、神戸市東灘区にある「御影」から産出されたからです。

御影石は、石質・色・艶など最高級の石材です。

②鉄平石(てっぺいせき)とは?

鉄平石とは一体どんなものでしょうか?

鉄平石とは輝石安山岩(きせきあんざんがん)のことです。

わかりやすくいうと、次の通りです。

❶石材としての名称 鉄平石
❷岩石としての名称 輝石安山岩

鉄平石の名前の由来は、板状(平版)に剥がれやすい性質からとられているといわれます。

③大理石(だいりせき)とは?

大理石とは一体どんなものでしょうか?

大理石とは石灰岩のことです。

わかりやすくいうと、次の通りです。

❶石材としての名称 大理石
❷岩石としての名称 石灰岩

大理石の名前の由来は中国雲南省大理ペー族自治州大理市で産出したからといわれています。

まとめ

今回は 天然石とは・外構で天然石を使う理由・外構で天然石を使う場所 についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇外構とは、敷地内の住宅以外の部分のこと

〇天然石とは、自然界で生成され、人の手が加えられていない石のこと

〇天然石加工の3つの方法

・加熱処理

・染色処理

・コーティング

〇外構で天然石を使う理由は、外構を魅力的にするため

〇外構で天然石を使う場所

・門まわり

・玄関アプローチ

・駐車場

・テラス

・花壇

・階段

〇外構でよく使われる3つの天然石

・御影石

・鉄平石

・大理石