2022/03/16

外構に階段を造る時の注意点とは!造るための条件・デザイン!

外構に階段を造る時の注意点とは一体何でしょうか?

道路から住宅の敷地まで高低差があると、必要になってくるのが階段です。

ただし外構階段は中々わからないことが多い分野です。

できればストレスなく使いこなせる外構階段が造りたいところでしょう。

では、外構階段とは一体どんなものでしょうか。

今回は 外構に階段を造る時の注意点とは・造るための条件・デザイン についてわかりやすくご紹介します。

〇外構とは何か?

外構とは一体何でしょうか?

外構とは、敷地内の住宅の本体以外の部分のことをいいます。

具体的には門扉・門柱・玄関アプローチ・フェンス・ウッドデッキ・庭などです。

外構に造られる「階段」も外構の一部になります。

〇階段とは何か?

階段とは一体何でしょうか?

階段とは、上階と下階をつなぐ昇降設備のことです。

一般的には建物の中に造られますが、外構階段などのように屋外に造られる階段もあります。

〇外構に階段を造るための条件とは?

外構に階段を造る時には一体どんな条件があるのでしょうか?

主に次の3つの条件があります。

❶設置場所

1つ目の条件が「設置場所」です。

外構に階段を設置するには設置場所が必要になります。

では外構の中で、階段を設置するにはどこが良いのでしょうか。

それは断然、玄関アプローチです。

玄関アプローチとは、門まわりから玄関までの間の小道のことです。

一般的に外構で階段を設置する時には、ほぼ玄関アプローチに設置されています。

❷高低差

2つ目の条件が「高低差」です。

階段を設置するには、必ず高低差が必要になります。

もし高低差がないと、階段は設置できません。

❸必要性

3つ目の条件が「必要性」です。

階段があると、実用性だけでなく、住宅の外構にアクセントができて見栄えも良くなります。

ただし、必要性がないのに階段を設置すると、かえって使いづらくなることがあります。

例えば、高低差がそれほどない時などは、階段よりもゆるいスロープを造った方が歩きやすく、負担もかかりません。

〇外構階段のデザインとは?

外構階段のデザインにはどんなものがあるのでしょうか?

主に次の4つのデザインがあります。

❶ストレート

1つ目が「ストレート」です。

ストレートとは、そのまま真っ直ぐにつながっている階段のことです。

最もポピュラーな階段になります。

❷カーブ

2つ目が「カーブ」です。

カーブとは、右か左のどちらかに曲がっている階段のことです。

カーブは上階と下階にズレがある時に設置されます。

❸末広がり

3つ目が「末広がり」です。

末広がりとは、階段が上階から下階に下がるほど、末広がり状に広がっている階段のことです。

お客さんから見ると、訪問したくなる階段のデザインです。

❹斜めスライド

4つ目が「斜めスライド」です。

斜めスライドとは、階段が上階から下階に下がるほど、左右どちらかの斜め方向にスライドする階段のことです。

めったにはありませんが、ユニークな住宅を好む人には採用されています。

〇外構に階段を造る時の注意点とは?

外構に階段を造る時には一体どんな注意点があるのでしょうか?

主に次の5点の注意点があります。

❶すべりにくい踏板にする

1つ目の注意点が「すべりにくい踏板にする」ことです。

踏板とは、階段で人が実際に足をのせる床板のことです。

一般的に外構階段の踏板にはタイルが良く採用されます。

ただしタイルによっては、すべりやすく利用者が転倒してしまうものもあります。

できるだけすべりにくい素材で踏板を造ることをおすすめします。

❷段差をそろえる

2つ目の注意点が「段差をそろえる」ことです。

子どもの庭遊び用の階段であれば、段差をバラバラにした方が面白いものができます。

ところが住人が毎日使う外構階段であれば、段差がバラバラだとケガの元になります。

無意識で歩いていても、踏み間違いがないように、段差をそろえることをおすすめします。

❸汚れが目立たない色にする

3つ目の注意点が「汚れが目立たない色にする」ことです。

外構階段は通行人から常に見られています。

もし真っ白な大理石タイルを使うと、ちょっとした汚れが目についてきます。

汚れが目につくと気になってくるので、汚れが目立たない色にすることをおすすめします。

❹手すりをつける

4つ目の注意点が「手すりをつける」ことです。

人はフラットな道を真っ直ぐ歩く時は問題なく歩けます。

ところが上がったり、下がったりすると身体は不安定になります。

特に高齢者や身体が不自由な人だと、外構階段を歩くのは簡単ではありません。

そんな時手すりがあることで、若干不安を解消することができます。

❺夜には足元を明るくする

5つ目の注意点が「夜には足元を明るくする」ことです。

自宅であっても、真っ暗な外構を歩くのは、住人であっても不安になることでしょう。

ましてや勾配がある階段になると、フラットな通路の比ではありません。

夜には足元を明るくする設備がある外構階段にしましょう。

まとめ

今回は 外構に階段を造る時の注意点とは・造るための条件・デザイン についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇外構とは、敷地内の住宅の本体以外の部分のこと

〇階段とは、上階と下階をつなぐ昇降設備のこと

〇外構に階段を造るための条件とは、設置場所、高低差、必要性の3点

〇外構階段のデザインとは、ストレート、カーブ、末広がり、斜めスライドの4つがある

〇外構に階段を造る時の注意点とは、すべりにくい踏板にする、段差をそろえる、汚れが目立たない色にする、手すりをつける、夜には足元を明るくするの5点