2022/01/24

家造りで行われる10の外構工事とは?外構工事が必要な理由?

家造りでの外構工事にはどんな工事があるのでしょうか?

念願のマイホームを手に入れることができれば、ひとまずホッとできますよね。

ところで家造りには、家の本体工事と外構工事の2つの工事があります。

外構工事というと、通常家造りの付け足しのようなイメージがありますが、それは大きな間違いです。

もし、外構工事を適当にやっていると、後々家族の暮しに大きなストレスがかかることになります。

それほど外構工事は家造りの中でも重要な工事です。

では、外構工事にはどんな工事があるのでしょうか。

今回は 家造りで行われる10の外構工事とは・外構工事が必要な理由 についてわかりやすくご紹介します。

〇外構工事とは何か?

外構工事とは一体何でしょうか?

外構工事とは、一般的に敷地内の住宅の本体以外の「土台部分」と「エクステリア部分」の工事のことです。

さらに深堀すると、

❶土台部分とは地面から下の部分のこと。

❷エクステリア部分とは地面から上の部分のこと。

外構工事は大きくは、この2つの工事のことをいいます。

また、その他にも若干付帯工事も含まれます。

〇なぜ外構工事が必要なのか?

なぜ、外構工事が必要なのでしょうか?

その理由は、外構の設備が住人の生活に大きく関わってくるからです。

基本的に外構とは、住人の生活を支える部分の設備のことです。

外構という設備がしっかりと機能することで、住人は生活を円滑に行ってもらうことができます。

逆に外構工事に手抜きがあると、住人の生活に悪影響が及ぶことがあります。

次の章から、外構で行われる10の工事について詳しくご紹介します。

①地面工事

1つ目が「地面工事」です。

地面工事とは、床仕上げ工事のことです。

外構工事では、地面のことを別名「床(ゆか)」ともいいます。

床仕上げ工事とは、元々の地面を、別の素材を使った地面の状態に変更することをいいます。

一般的に多いのが、雑草が生えていた地面を整地して、タイル化したり、コンクリート化することなどです。

地面工事は外構工事の中で、最もメジャーな工事で、ほとんどの外構工事に地面工事が行われています。

➁給排水工事

2つ目が「給排水工事」です。

給排水工事とは、上水道と排水設備の設置工事のことです。

上水道は、公共の上水道管につなぎ、住宅へ通す工事のことになります。

排水設備は、雨水や生活排水を流す排水管を設置し、公共の下水道に流す工事になります。

➂電気工事

3つ目が「電気工事」です。

電気工事とは、敷地の各所に電気・電灯設備を取り付ける工事のことです。

一般的には門柱灯・ガーデンライト・外灯・インターフォン・ウッドデッキライト・カーポートライト・配線などが取り付けられます。

配電などは先行して、地面工事の前に終わらせる必要があります。

④造園工事

4つ目が「造園工事」です。

造園工事とは、敷地内での庭づくりのことです。

具体的には植樹を行い、花壇を造り、庭づくりを行います。

⑤土間コンクリート工事

5つ目が「土間コンクリート工事」です。

土間コンクリート工事とは、車などの重量物に耐えるコンクリート床を造る工事のことです。

主に駐車場・駐輪場・カーポート・浄化槽床・テラス床などにコンクリート打設を行います。

⑥塀仕上げ工事(左官仕上工事)

6つ目が「塀 仕上げ工事」です。

塀 仕上げ工事とは、塀積みと壁塗仕上げ工事のことです。

主にCBブロック・化粧ブロック・レンガ・吹き付け・塗り壁・タイルなどに左官仕上げを行います。

⑦エクステリア工事

7つ目が「エクステリア工事」です。

エクステリア工事とは、装飾建築物の設置工事のことです。

主に門扉・門柱・フェンス・カーポート・ウッドデッキ・サンルーム・テラス・サイクルポート・オーニング・シェードなどの設置を行います。

⑧土留め工事

8つ目が「土留め工事」です。

土留め工事とは、敷地の土砂の崩壊を回避する工事のことです。

主に敷地内の斜面・崖・盛土などに対して行われます。

対策としては、コンクリート壁の設置、ブロック壁の設置、石垣の設置、擁壁の設置などが行われます。

土留め工事は、外構工事の中でも最も重要な工事の1つです。

⑨擁壁(ようへき)工事

9つ目が「擁壁工事」です。

擁壁工事とは、敷地内の法面(急勾配)などの崩壊を回避するために、先行して構造物を造る工事のことです。

土留め工事と似ていますがちょっと違います。

土留め工事は、主に敷地の地面の下の土砂の崩壊を防ぐことが目的の工事です。

擁壁工事は、主に敷地の地面の上の土砂の崩壊を防ぐことが目的の工事です。

一般的に鉄筋コンクリート造り、無筋コンクリート造り、間知石積み造り、ブロック積み造り、石垣積み造りなどが行われます。

擁壁工事も、外構工事の中で重要な工事の1つです。

⑩鋼構造物工事

10個目が「鋼構造物工事」です。

鋼構造物工事とは、鋼構造物を敷地内に取り付ける工事のことです。

主に石油・ガス・水などの貯蔵タンクの設置工事が行われます。

まとめ

今回は 家造りで行われる10の外構工事とは・外構工事が必要な理由 についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇外構工事とは、一般的に敷地内の住宅の本体以外の「土台部分」と「エクステリア部分」の工事のこと

〇外構工事が必要な理由は、外構の設備が住人の生活に大きく関わってくるから

①地面工事とは、床仕上げ工事のこと

➁給排水工事とは、上水道と排水設備の設置工事のこと

➂電気工事とは、敷地の各所に電気・電灯設備を取り付ける工事のこと

④造園工事とは、敷地内での庭づくりのこと

⑤土間コンクリート工事とは、車などの重量物に耐えるコンクリート床を造る工事のこと

⑥塀仕上げ工事とは、塀積みと壁塗仕上げ工事のこと

⑦エクステリア工事とは、装飾建築物の設置工事のこと

⑧土留め工事とは、敷地の土砂の崩壊を回避する工事のこと

⑨擁壁工事とは、敷地内の法面(急勾配)などの崩壊を回避するために、先行して構造物を造る工事のこと

⑩鋼構造物工事とは、鋼構造物を敷地内に取り付ける工事のこと