外構工事の注意点!駐車場・フェンス・庭・ウッドデッキ!
エクステリア虎の巻外構工事には注意点があることはご存じでしょうか?
せっかく外構工事をやるのであれば、できるだけ失敗は回避したいところです。
ところが初めての外構工事だと、使い始めてからいろいろと不具合がでることがあります。
では、一体どんな点に注意すればよいのでしょうか。
今回は 外構工事の注意点・駐車場・フェンス・庭・ウッドデッキ についてわかりやすくご紹介します。
目次
〇外構工事とは何か?
外構工事とはどんなものでしょうか?
外構工事とは、敷地内の住宅以外の工事のことです。
主に土留(どどめ)め、擁壁(ようへき)、エクステリアの土台工事のことになります。
外構工事ができていないと、敷地の地盤の安定、排水の処理、フェンスなどの防犯機能が働かず、住人が住みにくくなります。
〇外構工事の注意点
住宅を建てる時に、一緒にやるのが外構工事です。
一般的に住宅は一生に一度の大きな買い物です。
当然、外構工事も住宅と同じように一生に一度です。
経験がないことから、できあがりのイメージだけに気をとられてしまい、使い勝手がイマイチになることがよくあります。
住宅も外構も出来上がってからでは手遅れです。
決して安くはありません。
できるだけ失敗しないようにしましょう。
次の章では、良くありがちな外構工事の注意点についてご説明します。
①駐車場造りでの注意点
こちらでは駐車場造りでの注意点についてご説明します。
❶カーポートの柱が狭すぎる
1つ目が「カーポートの柱が狭すぎる」ことです。
カーポートの柱が狭すぎると、車がカーポートの中に入らないことがあります。
理由は屋根の方にばかり注意がいってしまい、車のサイズのことを忘れているからです。
また例え、カーポートに車が入っても、ギリギリ過ぎるとドアの開閉ができません。
❷カーポートまでの動線設計が悪い
2つ目が「カーポートまでの動線設計が悪い」ことです。
カーポートまでの動線設計が悪いと、雨天の時、カーポートに行くまでに乗員が濡れてしまうことがあります。
玄関の庇(ひさし)から、カーポートまで上手くつながっていれば問題ありません。
逆に距離があったり、段差があると雨天の時、服や持ち物が濡れてしまい、車の中がびちょびちょになります。
❸車種変更に対応できない
3つ目が「車種変更に対応できない」ことです。
同じサイズの車を乗り続けていれば問題ありませんが、それまで軽自動車に乗っていた人が、ワンボックスカーに変更すると、スペースが全く変わります。
将来の車種変更のことを考えて、車種変更に対応できる駐車場を造っておきましょう。
➁フェンス造りでの注意点
こちらではフェンス造りでの注意点についてご説明します。
❶フェンスの高さが低くいと防犯性が下がる
1つ目が「フェンスの高さが低くいと防犯性が下がる」ことです。
フェンスの高さが低すぎると、通行人から庭、室内の様子が丸見えになります。
仮に不審者に中の様子を見られると、犯罪につながることも予想されます。
❷腐食しやすい素材での設置
2つ目が「腐食しやすい素材での設置」です。
見栄えが良いという理由で、竹垣や天然木でフェンスを造ることがあります。そうなると時間が経つごとに腐食が進みます。
特に雨が多い場所になると、腐食の進行度が早いことから注意が必要です。
❸住宅のイメージと合ってない
3つ目が「住宅のイメージと合ってない」ことです。
例えば、和風の住宅なのに洋風やカントリー調のフェンスを設置すると違和感が起こります。
長く設置することで、より違和感が強くなっていきます。
➂庭造りでの注意点
こちらでは庭造りでの注意点についてご説明します。
❶成長が早い樹木の植樹
1つ目が「成長が早い樹木の植樹」です。
成長が早い樹木を庭に植樹してしまうと、枝切を頻繁に行わなくてはなりません。
2~3年ごとであれば余裕がありますが、1年に1回となるとかなり大変です。
❷落葉樹の植樹
2つ目が「落葉樹の植樹」です。
庭に落葉樹を植樹してしまうと、雨や大風のたびに落ち葉の掃除が必要になります。
道路や自宅の庭に落ちたままにしておくと不衛生になり、結構目障りな存在になります。
❸雑草が生えやすい庭
3つ目が「雑草が生えやすい庭」です。
庭には雑草が生えやすい庭と生えにくい庭があります。
一度雑草が生えやすくなると、1年中草むしりが必要になります。そうならないためにも雑草が生えにくい庭にしましょう。
④ウッドデッキ造りでの注意点
こちらではウッドデッキ造りでの注意点についてご説明します。
❶木材の劣化
1つ目が「木材の劣化」です。
ウッドデッキは常に雨風にさらされています。
そのため、腐食などの劣化がおこりやすくなります。
木材の腐食が進むとシロアリが入ってくることがあるので注意しましょう。
定期的な塗装の塗り直しが必要になるので、塗装の準備をしておきましょう。
❷床下の手入れ
2つ目が「床下の手入れ」です。
ウッドデッキには床下があり、長く使うと床下に虫や小動物が入り込み、死骸や糞が発生します。
放っておくと不衛生になるので、手入れが欠かせません。
まとめ
今回は 外構工事の注意点・駐車場・フェンス・庭・ウッドデッキについてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
〇外構工事とは土留(どどめ)め、擁壁(ようへき)、エクステリアの土台工事のこと
〇外構工事には注意点がある
①駐車場造りでの注意点はカーポートの柱が狭すぎる、カーポートまでの動線設計が悪い
、車種変更に対応できないの3点
➁フェンス造りでの注意点はフェンスの高さが低くいと防犯性が下がる、腐食しやすい素材での設置、住宅のイメージと合ってないの3点
➂庭造りでの注意点は成長が早い樹木の植樹、落葉樹の植樹、雑草が生えやすい庭の3点
④ウッドデッキ造りでの注意点は木材の劣化、床下の手入れの2点