フェンス工事をご検討中ですか？

住宅の敷地を囲う時に使われるのがフェンスです。

フェンスがあることで、隣の敷地との境界線を仕切ることができます。

ところでフェンスを設置するにはフェンス工事が必要になります。

では、フェンス工事とはどんなことをするのでしょうか。

今回は フェンス工事の内容とは・境界線・工事の流れ・業者を選ぶポイント についてわかりやすくご紹介します。

〇フェンスとは何か？

フェンスとは一体何でしょうか？

フェンスとは柵（さく）や囲いのことです。

基本的には敷地内を囲うために設置されます。

〇フェンスと塀の違いとは？

フェンスと似たものに塀（へい）があります。

では、フェンスと塀は一体どんな違いがあるのでしょうか？

フェンスと塀は「素材」が違います。

フェンスは主にアルミ・スチール・鋳物・樹脂・木材などで造られます。

それに対し塀はコンクリートブロック・コンクリート打ちっぱなし・レンガ・タイル・石積みなどで造られます。

〇境界線とは何か？

フェンスの設置に関係してくるのが境界線です。

では、境界線とは一体何でしょうか？

境界線とは、隣地・道路との境目のことです。

自宅と隣の敷地・公共の道路との境目を決める時に必要になります。

〇3つの境界線とは？

境界線は3つあります。

それぞれご説明します。

❶敷地境界線

敷地境界線とは、敷地の外周りを示した境界線のことです。

❷隣地境界線

隣地境界線とは、隣地との仕切りを示すための境界線のことです。

通常、フェンス・塀は隣地境界線を基に設置されます。

❸道路境界線

道路境界線とは、私有地と公共の道路との仕切りを示すための境界線の

ことです。

〇フェンス工事の流れとは？

フェンス工事は一体どんな流れで行われるのでしょうか？

フェンス工事は次の流れで行われます。

❶基礎工事

基礎工事とは、フェンスの根元（フェンス受け）を造る工事のことです。

基礎という根元があることで、フェンスを設置することができます。

主に次の4つの基礎工事があります。

1⃣独立基礎ブロック工事

独立基礎ブロック工事とは、独立基礎を設置する工事です。

独立基礎とは、単体で基礎になる既製品のコンクリート基礎のことです。

独立基礎の設置は、土を掘り、独立基礎を土中に入れ、掘った土をかぶせれば設置完了です。

2⃣ブロック基礎工事

ブロック基礎工事とは、コンクリートブロックなどの定型のブロックを積み重ねて、設置する工事です。

最もポピュラーな基礎工事です。

3⃣束石（つかいし）基礎工事

束石基礎工事とは、束石をフェンスの支柱の場所に設置する工事です。

大風の影響がないところで設置されます。

4⃣コンクリート基礎工事

コンクリート基礎工事とは、基礎部分をコンクリートで造る工事のことです。

頑丈な基礎を造る時に採用されます。

コンクリート基礎には「コア抜き」が発生します。

コア抜きとは、コンクリートの天板にフェンスの支柱の穴を空ける工事のことです。

❷支柱の設置

支柱の設置とは、フェンスの支柱を基礎と接続する工事のことです。

独立基礎・ブロック基礎・コンクリート基礎であれば、穴に支柱を入れコンクリートで固定します。

束石などはボルトでの固定になります。

❸カット工事

カット工事とは、既存のフェンスを支柱に合わせて長さをカットすることです。

角隅（かどすみ）・変形箇所で長さを合わせるためにカットにします。

❹フェンスの取り付け

フェンスの取り付けとは、フェンスと支柱をつなげる工事のことです。

全てつながると完成です。

〇フェンス工事業者を選ぶポイントとは？

フェンス工事業者は一体どんなポイントで選べば良いのでしょうか？

次の3つのポイントを基に選んでください。

❶過去実績の多さ

1つ目が「過去実績の多さ」です。

過去実績が多いと、ユーザーからの信頼性が高いということです。

例えば過去実績が1000軒と20件では、圧倒的に1000件のフェンス工事をやっている業者の方が安心して依頼できます。

また、できるだけ過去の実績を画像や動画で見せてもらいましょう。

❷見積もりが細かい業者

2つ目が「見積もりが細かい業者」です。

見積もりが細かい業者は、基本的に工事を丁寧にやってくれます。

そのためフェンスをきれいに設置してくれます。

逆に見積もりが「フェンス工事一式」など、総額だけを提案してくる業者は、細かいことに目が届かないことが予想されます。

❸フェンス工事の専門業者

3つ目が「フェンス工事の専門業者」です。

フェンス工事の専門業者に依頼することで、安くて、満足できるフェンス工事をやってくれます。

最近はホームセンターなど、あらゆる大型店で、フェンス工事を受け付けています。

ただしこれら大型店は、あくまで受け付けをしているだけです。

結局はフェンス工事の専門業者に下請けで発注します。

なので、最初からフェンス工事の専門業者に依頼することで、安くて、確実に良い仕事をしてくれます。

まとめ

今回は フェンス工事の内容とは・境界線・工事の流れ・業者を選ぶポイント についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇フェンスとは柵（さく）や囲いのこと

〇フェンスと塀は「素材」が違う

〇境界線とは、隣地・道路との境目のこと

〇境界線には、敷地境界線、隣地境界線、道路境界線の3つがある

〇フェンス工事の流れは、基礎工事、支柱の設置、カット工事、フェンスの取り付けの4つの流れで行われる

〇フェンス工事業者を選ぶポイントとは、過去実績の多さ、見積もりが細かい業者、フェンス工事の専門業者の3点で選ぶ