2022/03/13

庭の植栽工事とは?植栽するメリット・植栽工事の流れ・樹木のタイプ

庭の植栽工事をお考えですか?

もし自宅に庭があれば、樹木や花を植えたくなりますよね。

そうなると必要になるのが「植栽(しょくさい)」です。

では、庭の植栽工事とはどんなものでしょうか。

今回は 庭の植栽工事とは・植栽するメリット・植栽工事の流れ・樹木のタイプ についてわかりやすくご紹介します。

〇庭とは何か?

庭とは一体どんなものでしょうか?

庭とは、住宅の敷地内に空いた場所のことです。通常は草花や樹木を植えたり、池やウッドデッキを造ったりします。

一般的には戸建て住宅の中に造られます。

〇植栽とは何か?

植栽とは一体何でしょうか?

植栽とは、一般的に住宅の敷地内に樹木や草花を植えることをいいます。

主に門まわり・玄関まわり・庭まわり・塀まわりなどに植えられます。

〇庭に植栽するメリットとは?

庭に植栽するメリットには一体どんなことがあるのでしょうか?

主に次の5つのメリットがあります。

❶住人の目を楽しませてくれる

1つ目のメリットが「住人の目を楽しませてくれる」ことです。

庭に植栽をすると、樹木や草花は春夏秋冬でそれぞれ違った顔を見せてくれます。

季節によって花や実をつけたり、葉は青々と茂る様子を見ることができるので、住人の目を楽しませてくれます。

❷通行人から目隠しができる

2つ目のメリットが「通行人から目隠しができる」ことです。

フェンスや塀があれば、ある程度は通行人から敷地内の様子を遮断することができます。

もしフェンスや塀がなかったり、高さが低かったりすると、敷地内の様子を見られてしまいます。

そんな時には庭に樹木を植えることで、通行人から目隠しをすることができます。

樹木は毎年大きくなるので、遠くから見ても敷地内の様子を見ることはできません。

❸生垣でゆるく境界線を作れる

3つ目のメリットが「生垣でゆるく境界線を作れる」ことです。

一般的に境界線にはフェンスや塀を造ります。

ただし、田舎だったり、隣が親戚同士の関係であれば、フェンスや塀を造ると近所づきあいが悪くなることがあります。

そんな時はフェンスや塀の代わりに樹木で生垣を造ることで、近所づきあいを損なわずに済みます。

❹西日を避けられる

4つ目が「西日を避けられる」ことです。

真夏などは、夕方になっても西日が強く、住宅に強く照りつけます。

そのままにしておくと住宅は熱を持ち、夜中まで熱が下がらなくなります。

そんな時は樹木を植栽することで、西日を遮断することができます。

❺小鳥などの止まり木にできる

5つ目が「小鳥などの止まり木にできる」ことです。

すずめやメジロなどの小鳥などは、住宅に樹木が植栽され、止まり木があると集まって来てくれます。

小鳥を見たり、さえずりを聞くことで住人を癒してくれます。

〇植栽工事の流れとは?

庭の植栽工事はどのような流れで行われるのでしょうか?

次の流れで行われます。

❶植栽場所の掘削(ほっさく)

植栽場所の掘削とは、実際に植栽をする場所を重機を使って掘ることです。

❷仮囲い造り

仮囲い造りとは、植栽予定の樹木が倒れないように穴のまわりにコンパネ(べニア板)で仮囲いを造ることです。

❸改良土の投入

改良土の投入とは、樹木に栄養が行きわたるように造られた土を仮囲いの中に投入することです。

❹樹木の設置

樹木の設置とは、クレーンやユニックを使って、樹木を設置することです。

❺残土の投入

残土の投入とは、仮囲いの中にパワーショベルで残土を投入し、樹木が自立できるように地盤を固めることです。

❻植栽完了

以上❶~❻の流れで、植栽工事は完了です。

〇植栽工事のタイミングとは?

植栽工事のタイミングはいつが良いのでしょうか?

植栽工事のタイミングは、住宅の新築工事・リフォーム工事・外構工事・庭の工事の時がおすすめです。

〇庭の植栽に使われる樹木のタイプとは?

庭の植栽には、どんな樹木が使われるのでしょうか?

主に次の4つのタイプの樹木が使われます。

❶常緑樹

1つ目が「常緑樹(じょうりょくじゅ)」です。

常緑樹とは、一年中緑葉で、葉を落とさない樹木のことです。

ほとんど葉が落ちないので、落ち葉の掃除をすることが少なくて済みます。

常緑樹にはマツやモミの木があります。

❷落葉樹

2つ目が「落葉樹(らくようじゅ)」です。

落葉樹とは、終秋になると葉が落ちて、春になるとまた新しい新緑が生えてくる樹木のことです。

葉が落ちることで、冬が来る事を知らせてくれます。

落ち葉は肥料代わりになることから、庭木を自然育成される方にはおすすめです。

落葉樹には、イチョウ・ヤマモミジなどがあります。

❸針葉樹

3つ目が「針葉樹(しんようじゅ)」です。

針葉樹とは、全体が針のように細く鋭く尖った葉を持つ樹木のことです。

葉が針のように細いことで、大風が吹いても枝が折れにくく、防風林になり自宅を守ってくれます。

針葉樹には、マツやスギがあります。

❹広葉樹

4つ目が「広葉樹(こうようじゅ)」です。

広葉樹とは、幅の広いペタンとした形の葉を持ち、全体的に枝が横方向にたくさん伸びている樹木のことです。

種類が20万以上あります。

美しい花を咲かせるものが多く、庭に植栽すると見て楽しむことができます。

広葉樹には、サクラやツバキがあります。

まとめ

今回は 庭の植栽工事とは・植栽するメリット・植栽工事の流れ・樹木のタイプ についてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると次の通りです。

〇庭とは、住宅の敷地内に空いた場所のこと

〇植栽とは、一般的に住宅の敷地内に樹木や草花を植えること

〇庭に植栽するメリットとは、住人の目を楽しませてくれる、通行人から目隠しができる

、生垣でゆるく境界線を作れる、西日を避けられる、小鳥などの止まり木にできるの5点

〇植栽工事の流れは、植栽場所の掘削、仮囲い造り、改良土の投入、樹木の設置、残土の投入、植栽完了の6つ

〇植栽工事のタイミングは、住宅の新築工事・リフォーム工事・外構工事・庭の工事の時

〇庭の植栽に使われる樹木のタイプには、常緑樹、落葉樹、針葉樹、広葉樹の4つがある