家造りで行われる10の外構工事とは?外構工事が必要な理由?
エクステリア虎の巻家造りでの外構工事にはどんな工事があるのでしょうか?
念願のマイホームを手に入れることができれば、ひとまずホッとできますよね。
ところで家造りには、家の本体工事と外構工事の2つの工事があります。
外構工事というと、通常家造りの付け足しのようなイメージがありますが、それは大きな間違いです。
もし、外構工事を適当にやっていると、後々家族の暮しに大きなストレスがかかることになります。
それほど外構工事は家造りの中でも重要な工事です。
では、外構工事にはどんな工事があるのでしょうか。
今回は 家造りで行われる10の外構工事とは・外構工事が必要な理由 についてわかりやすくご紹介します。
目次
〇外構工事とは何か?
外構工事とは一体何でしょうか?
外構工事とは、一般的に敷地内の住宅の本体以外の「土台部分」と「エクステリア部分」の工事のことです。
さらに深堀すると、
❶土台部分とは地面から下の部分のこと。
❷エクステリア部分とは地面から上の部分のこと。
外構工事は大きくは、この2つの工事のことをいいます。
また、その他にも若干付帯工事も含まれます。
〇なぜ外構工事が必要なのか?
なぜ、外構工事が必要なのでしょうか?
その理由は、外構の設備が住人の生活に大きく関わってくるからです。
基本的に外構とは、住人の生活を支える部分の設備のことです。
外構という設備がしっかりと機能することで、住人は生活を円滑に行ってもらうことができます。
逆に外構工事に手抜きがあると、住人の生活に悪影響が及ぶことがあります。
次の章から、外構で行われる10の工事について詳しくご紹介します。
①地面工事
1つ目が「地面工事」です。
地面工事とは、床仕上げ工事のことです。
外構工事では、地面のことを別名「床(ゆか)」ともいいます。
床仕上げ工事とは、元々の地面を、別の素材を使った地面の状態に変更することをいいます。
一般的に多いのが、雑草が生えていた地面を整地して、タイル化したり、コンクリート化することなどです。
地面工事は外構工事の中で、最もメジャーな工事で、ほとんどの外構工事に地面工事が行われています。
➁給排水工事
2つ目が「給排水工事」です。
給排水工事とは、上水道と排水設備の設置工事のことです。
上水道は、公共の上水道管につなぎ、住宅へ通す工事のことになります。
排水設備は、雨水や生活排水を流す排水管を設置し、公共の下水道に流す工事になります。
➂電気工事
3つ目が「電気工事」です。
電気工事とは、敷地の各所に電気・電灯設備を取り付ける工事のことです。
一般的には門柱灯・ガーデンライト・外灯・インターフォン・ウッドデッキライト・カーポートライト・配線などが取り付けられます。
配電などは先行して、地面工事の前に終わらせる必要があります。
④造園工事
4つ目が「造園工事」です。
造園工事とは、敷地内での庭づくりのことです。
具体的には植樹を行い、花壇を造り、庭づくりを行います。
⑤土間コンクリート工事
5つ目が「土間コンクリート工事」です。
土間コンクリート工事とは、車などの重量物に耐えるコンクリート床を造る工事のことです。
主に駐車場・駐輪場・カーポート・浄化槽床・テラス床などにコンクリート打設を行います。
⑥塀仕上げ工事(左官仕上工事)
6つ目が「塀 仕上げ工事」です。
塀 仕上げ工事とは、塀積みと壁塗仕上げ工事のことです。
主にCBブロック・化粧ブロック・レンガ・吹き付け・塗り壁・タイルなどに左官仕上げを行います。
⑦エクステリア工事
7つ目が「エクステリア工事」です。
エクステリア工事とは、装飾建築物の設置工事のことです。
主に門扉・門柱・フェンス・カーポート・ウッドデッキ・サンルーム・テラス・サイクルポート・オーニング・シェードなどの設置を行います。
⑧土留め工事
8つ目が「土留め工事」です。
土留め工事とは、敷地の土砂の崩壊を回避する工事のことです。
主に敷地内の斜面・崖・盛土などに対して行われます。
対策としては、コンクリート壁の設置、ブロック壁の設置、石垣の設置、擁壁の設置などが行われます。
土留め工事は、外構工事の中でも最も重要な工事の1つです。
⑨擁壁(ようへき)工事
9つ目が「擁壁工事」です。
擁壁工事とは、敷地内の法面(急勾配)などの崩壊を回避するために、先行して構造物を造る工事のことです。
土留め工事と似ていますがちょっと違います。
土留め工事は、主に敷地の地面の下の土砂の崩壊を防ぐことが目的の工事です。
擁壁工事は、主に敷地の地面の上の土砂の崩壊を防ぐことが目的の工事です。
一般的に鉄筋コンクリート造り、無筋コンクリート造り、間知石積み造り、ブロック積み造り、石垣積み造りなどが行われます。
擁壁工事も、外構工事の中で重要な工事の1つです。
⑩鋼構造物工事
10個目が「鋼構造物工事」です。
鋼構造物工事とは、鋼構造物を敷地内に取り付ける工事のことです。
主に石油・ガス・水などの貯蔵タンクの設置工事が行われます。
まとめ
今回は 家造りで行われる10の外構工事とは・外構工事が必要な理由 についてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
〇外構工事とは、一般的に敷地内の住宅の本体以外の「土台部分」と「エクステリア部分」の工事のこと
〇外構工事が必要な理由は、外構の設備が住人の生活に大きく関わってくるから
①地面工事とは、床仕上げ工事のこと
➁給排水工事とは、上水道と排水設備の設置工事のこと
➂電気工事とは、敷地の各所に電気・電灯設備を取り付ける工事のこと
④造園工事とは、敷地内での庭づくりのこと
⑤土間コンクリート工事とは、車などの重量物に耐えるコンクリート床を造る工事のこと
⑥塀仕上げ工事とは、塀積みと壁塗仕上げ工事のこと
⑦エクステリア工事とは、装飾建築物の設置工事のこと
⑧土留め工事とは、敷地の土砂の崩壊を回避する工事のこと
⑨擁壁工事とは、敷地内の法面(急勾配)などの崩壊を回避するために、先行して構造物を造る工事のこと
⑩鋼構造物工事とは、鋼構造物を敷地内に取り付ける工事のこと