外構アプローチとは?設計のポイント・デザイン・段差!
エクステリア虎の巻外構アプローチに興味がありますか?
外構アプローチは家の顔です。
出来上がり次第で、家の印象がガラリと変わります。
そうなると作り手のセンスが問われます。
外構アプローチは通常、デザインに目がいきがちです。
そのため設計のポイントが重要になってきます。
では、外構アプローチにはどんな設計のポイントがあるのでしょうか。
今回は 外構アプローチとは・設計のポイント・デザイン・段差 についてわかりやすくご紹介します。
目次
〇外構アプローチとは何か?
外構アプローチとは一体何でしょうか?
外構アプローチとは「玄関アプローチ」のことです。
玄関アプローチとは「門扉と玄関をつなぐ通路」のことになります。
〇外構アプローチの設計のポイント
外構アプローチの設計にはどんなポイントがあるのでしょうか?
外構アプローチとは、外部と家の中をつなぐ通路で、設計にはセンスが問われます。
設計の主なポイントは次の3点です。
❶家の顔であることを意識して造る
1点目が「家の顔であることを意識して造る」ことです。
マンション暮らしであれば、外構アプローチを気にすることはありません。ただし戸建て住宅であれば、外構アプローチは非常に重要な場所になります。
外構アプローチは「家の顔」です。
ところが多くの人は、そのことを忘れテキトウに造ってしまう人もいます。
一度、いい加減なものを造ってしまうと、後々後悔することになります。
外構アプローチは家の顔であることを強く意識して造りましょう。
❷来訪者の印象を良くするように造る
2点目が「来訪者の印象を良くするように造る」ことです。
外構アプローチは住人だけのものではありません。来訪者を迎えるためのものでもあります。
せっかく来てくれた来訪者の印象が良くなるような造りにしましょう。
❸ユーザビリティが高くなるように造る
3点目が「ユーザビリティが高くなるように造る」ことです。
外構アプローチは、住人が毎日通る道です。
そのため使いにくいと最悪です。
住人にストレスがなく、使い勝手が良い外構アプローチを造りましょう。
〇外構アプローチの基本デザイン
外構アプローチの基本デザインとは一体何でしょうか?
外構アプローチの基本デザインとは「外構アプローチの基本の型」のことです。
基本の型とは「テンプレート」のようなものになります。
テンプレートに「段差」や「素材」などを組み込んで、外構アプローチのデザインが造られます。
こちらでは6タイプの外構アプローチの基本デザインについてご紹介します。
❶ストレートデザイン
1つ目が「ストレートデザイン」です。
ストレートデザインとは、門扉から玄関までがストレートにつながっているタイプになります。
ベーシックで、スッキリしたイメージの外構アプローチを造ることができます。
❷カーブデザイン
2つ目が「カーブデザイン」です。
カーブデザインとは、門扉から玄関までがカーブでつながっているタイプになります。
ゆるやかなアール(曲がり)が特徴です。
奥行きがあり、余裕があるイメージの外構アプローチを造ることができます。
❸アングルデザイン
3つ目が「アングルデザイン」です。
アングルデザインとは、門扉から玄関までが直角でつながっており、離れた場所からは玄関の正面が見えないタイプです。
隠れ家的な家に、最適な外構アプローチを造ることができます。
❹クランクデザイン
4つ目が「クランクデザイン」です。
クランクデザインとは、門扉から玄関までがジグザグなデザインでつながっているタイプになります。
捻りが効いたイメージの外構アプローチを造ることができます。
❺末広がりデザイン
5つ目が「末広がりデザイン」です。
末広がりデザインとは、玄関から門扉までが末広がりのデザインでつながっているタイプです。
多くの人が訪れやすいイメージの外構アプローチを造ることができます。
❻砂時計デザイン
6つ目が「砂時計デザイン」です。
砂時計デザインとは、玄関から門扉までが砂時計のように端が広く、途中が引っ込んでいるタイプです。
ユニークで遊び心があり、友達になりたくなるようなイメージの外構アプローチを造ることができます。
〇外構アプローチの段差
外構アプローチの段差とは一体何でしょうか?
外構アプローチの段差とは、門扉から玄関までの高低差のことです。
外構アプローチに高低差をつけることで、イメージがガラリと変わります。
こちらでは3つのタイプの外構アプローチの段差をそれぞれご紹介します。
❶水平タイプ
1つ目が「水平タイプ」です。
水平タイプとは、門扉から玄関までが水平で「高低差0」のタイプです。
こちらは最も多い外構アプローチのタイプです。
ベーシックで、歩きやすく、気軽に出入りしやすい外構アプローチになります。
❷スロープタイプ
2つ目が「スロープタイプ」です。
スロープタイプとは、門扉から玄関までがゆるやかな勾配があるタイプです。
こちらはバリアフリー目的で造られた外構アプローチに多いタイプです。
高齢者や身体が不自由な人でも出入りしやすい外構アプローチになります。
❸階段タイプ
3つ目が「階段タイプ」です。
階段タイプとは、門扉から玄関までが階段になっているタイプです。
こちらは道路よりも高い場所に敷地があるタイプです。
外構にアクセントを付けたい人に向いている外構アプローチになります。
まとめ
今回は 外構アプローチとは・設計のポイント・デザイン・段差 についてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
〇外構アプローチとは、外構に造られた「玄関アプローチ」のこと
〇外構アプローチの設計のポイントは、家の顔であることを意識して造る、来訪者の印象を良くするように造る、ユーザビリティが高くなるように造るの3点
〇外構アプローチの基本デザインとは「外構アプローチの基本の型(テンプレート)」のこと
〇外構アプローチの段差とは、門扉から玄関までの高低差のこと